同じ呼び厚さの板ガラスの約3倍の耐風圧強度を持つ透明タイプの住宅用。学校用強化ガラスです。
万一破損しても破片は細かい粒状となって、フロート板ガラスが割れた場合のような鋭利な破片は生じにくくなります。
厚み4.5mm
■注意事項
・破損時は、一瞬にして全面が破砕しますので、防犯性はありません。
1.不意の破損の原因
強化ガラスは、ガラスの表面に圧縮応力層があり、それとバランスさせてガラスの内部に引張り応力層があります。ガラス表面
にできた傷が成長して、ガラス内部の引張り応力層に達した場合に、外から力が加わっていない状態でも不意に破損することがあります。
傷には次の2種類があります。
・硬いものなどの衝撃、溶接の火花、風による飛来物など、外力によってできる傷
・ガラス中に残存する不純物に起因する傷
2.破損の際の形状
・破損の際は、一瞬にしてガラスの全面が破砕します。
・施工条件によっては、破損時にガラスが脱落することがあります。
・破片は、ばらばらになることもありますが、破砕しても離れずに大きな塊になることもあります。
3.被害発生の可能性
・近くに人がいた場合、ガラスの破片を浴びたり、頭上から落下してきた破片に当たったりして被害をこうむることがあります。
・小さな破片が落下した場合、下にいる人に当たったり刺さったりし、ケガを負わせる恐れがあります。
・大きな破片の場合、下にいる人に当たれば、ケガだけでなく、命に関わる事故となる恐れもあります。
■被害の発生を避けるために
強化合わせガラスをご使用するか、飛散防止フィルムを貼付けるなどの、飛散防止措置を講じることが必要です。
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